小日向ダイアリー

月1更新を目標に紙と日記を便乗と

アンリミ初週環境考察部

最近は少し暖かくなったなぁと思いアイスを食べた結果部屋でガタガタ震える羽目になっているコーヒーです。

 

ついにアンリミテッドセレクターが発売され、ほぼ1年ぶりのオールスター環境の大きな変化を皆さんもそれぞれの形で楽しんでいるのではないでしょうか。

 

ということで今回は、変化した環境に置いて行かれた結果セレモニーで時代の敗北者と化した自分が、現環境のお勉強を兼ねて土日のセレモニーの入賞ルリグを見ていく記事になります。にわか視点の考察ですが、よろしければお付き合いください。

 

ナナシ

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新弾発売前からかなり騒がれていたルリグですが、やはり環境初期から各地で大活躍だったようです。この土日で結果が確認できたセレモニーが10件ありましたが、そのうち3件で優勝しており、3位や4位での入賞も確認できます。

 

多数の入賞をしていますが、構築は千差万別であるのもこのルリグの面白いところです。月鍵タマを採用してマイプラポレンを揃え、序盤から全力の速攻をかけるような構築もあれば、そもそもマイプラを採用せず、コードピルルクのキーを採用してリソースに干渉し、コントロール気味に立ち回るような構築も存在しました。また、ユニークスペルを8枚とハナレキーを採用して、焚発する知識でデッキを回転させながらボツリネスに貯菌を置くことに特化した構築も見られました。

 

月鍵タマと一緒に採用されるキーはカーニバルキーが多いようです。序盤はマイプラに書き換え防御を行い、終盤はボツリネスが書き換えの的になるため相性が良いとされて前弾環境から多く使われてきたコンビですね。

 

4ルリグの性能があまりにも高いため、4で止まるか5まで乗るかがたびたび話題になっていましたが、今の段階だと5に乗る構築が多く感じます。カーニバルキーを採用している型やピルルクキーでコントロールを行う型はレベル5まで採用されており、逆にボツリネス特化の場合は4で止まる型が入賞しています。

 

サシェ

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個人的に意外だったのがこのルリグの躍進です。確認できる範囲でも5サシェで2件の優勝、4サシェで1件の準優勝を果たしています。

 


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5サシェは新規のレベル5レゾナとして颯爽と登場したジアースの圧力を活かすような構築になっているように感じます。紡ぐ者でしか使われない女ことノーザンセブンがピンポイントでルールを書き換え、新規のレベル3シグニであるピクターは場からレゾナの素材になったときそのレゾナにルリグ耐性を、ルクパトは同様の条件でシグニ耐性を付与し、ミルキィウェイは出現時にレゾナにアーツ耐性を付与するので、対面した時のプレッシャーは相当なものになります。ゴリラか?

 

そして忘れがちなのがレベル5ルリグの常時効果。むくむく育ったゴリラ群に、相手はアーツ1枚で立ち向かう必要があります。間違ってもスペルカットインでアーツとか撃ってはいけない(1敗)。

 

相方のレゾナとして2件ともマーズが採用されており、残りの2枠に使い手の好みが表れているように感じました。

 

5サシェがかなり攻撃的なデッキなのに対して、4サシェは満月文具が軸の防御的なデッキ。フルムーンで相手の攻撃回数を制限し、決闘文具で限られた攻撃も無効にします。こちらも相方レゾナはマーズですが、5サシェとは違いシャフリと組み合わせることでうまくレゾナを退場させながら面を開けていくようです。

 

レゾナに耐性を与えるカードが増え決定力が増したことや、防御ギミックが相手の耐性を無視できることなど、耐性が増えた現環境では追い風な要素も多いのかもしれません。ハンデスランデスでリソースを奪い、サシェ側にとって都合の悪いカードはフォウトで除外することで抵抗する力を削いでくるので、対峙する際は相手のペースにのまれないことが重要なのかなと思います。

 

タウィル

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裏の顔に全て持っていかれていたピンク髪のアイツがついに表舞台に帰ってきましたね。優勝1件、準優勝1件、3位2件が確認できます。ちなみに全部5まで乗る白黒の型でした。

 

レベル5ルリグで耐久しつつ、アーツ以外を受け付けないガブリエルト、ルリグ耐性のシェムハザ、シグニ耐性のシュブニグラを使い多角的に攻められるのがこのデッキの強みだと思います。また、切り札としてゼウシアスを忍ばせていることが多く、突然フラクタルケージと組み合わせてトドメを刺しにくる構築も見られるので、その危険も把握した上で立ち回る必要がありとても厄介です。

 

手札を使って守る都合上リソース干渉にはあまり強くなく、レイラキーを採用している構築も確認できます。また、ルリグは変わってもヘルボロスに弱いという弱点は相変わらずそのままなので、チャクラムは採用されていることが多いようです。

 

カーニバル

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ダブルMAISやテンドウを禁止されても様々な手を使って環境に居座り続ける仮面の女は新弾環境でも健在のようです。お前魔術師みたいだな?

 

優勝1件と準優勝1件が確認できますが、どちらも新しいレベル4を経由して赤いMAISに乗る構築になっています。

 

新しいレベル4ルリグは4枚ものコインを消費するものの、相手のリソースを大きく奪いながら防御を行える、消費に見合った強力なもの。この効果でエナのタッチカラーを抜かれレベル5でマルチエナを消されると、意外とアーツが撃ちにくくなったりするのでその点も注意する必要があります。

 

また、新規のレベル4シグニであるヒミコのおかげで、Zrの効果で山に戻したコスモウスをある程度狙ったタイミングで引っ張ってこれるようになっており、上記のルリグ効果もあることから、以前に比べて相手のリソースを削ぐことが上手くなっている印象です。

 

新規レベル1シグニであるケプリも、デッキの安定性を高めつつ隙あらば点を取ってくるなかなか憎たらしいやつですね(私怨)。このシグニのおかげで、今までのカーニバルに多く投入されていたカプスワンは数を減らされているように感じますし、そこからサーチしてこれるということでよく投入されていたリンゼに関してはどちらの構築にも採用されていませんでした。これほんとにケプリの影響ってだけなのか?

 

ハナレ

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ついに4コストグロウの呪縛から解き放たれたルリグ。シェムハザを筆頭に苦手なカードが増え、以前ほど好き勝手に立ち回ることができなくなった印象ですが、それでも構築を変化させることで1件の優勝と2件の3位という結果を残しています。

 

3つの構築に共通するのは「相手の全てのシグニの効果を消す」カードをルリグデッキに搭載しているという点。イレイズルフランを採用している2件と、カーニバルキーを採用している1件があります。シェムハザ等のルリグ耐性持ちや、ナナシの防御の要であるボツリネスの処理などを目的に採用されていると推測できます。

 

また、ルフランが採用されている構築にはラミアが多めに、カーニバルキーが採用されている構築にはユキンコ&スノークインコンビが採用されており、シグニ効果による防御を取り入れるような構築に変化していっていることが伺えます。

 

ウリス

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新しい4ルリグを経由して虚幸に乗る構築で準優勝が2件確認できます。散華がクビになるなんて以前は想像もできませんでしたしびっくりですね。

 

新規ルリグである奈落ウリスによって、ウリス最大の魅力であるエニグマオーラを手軽に撃つことができるようになっています。また、新規レベル5シグニのジルドレイが、小回りが利いてすごい便利だといった話も聞きます。自分のような素人目線だとひと際目を惹くアーツ強奪効果は、カーニバルやマユといったアーツを再利用するルリグの強烈なメタになるのがすごいですね。蟹の2発目のアイフレ封じてガード不可パンチするのすごそう(小並感)。

 

2件の構築のルリグデッキを見ると4枚中3枚のアーツは共通していて、ドーナキー、ハッピー5、デザイアが採用されています。エクシードを使わなくなったおかげでエクシードを使用するキーを採用できるようになったというのが新鮮ですね。また、今までの黒アーツを使うよりも耐性持ちに強いアーツ構成になっていると言えるのかもしれません。

 

最後に

セレモニー入賞した皆さんは本当におめでとうございます。触ったことのないルリグについては本当にフィーリングで判断して書いた部分が多く、人によっては不快な思いをされた方もいるかもしれません。本当に何も考えていないアホが考えた文章なので、深く考えずに適当に笑い流していただければと思います。

 

ナナシやサシェなど、構築次第で全く違う戦術を取れるようになったルリグがそれぞれの戦術で入賞を果たしているというのが今回は印象的でした。

 

今回入賞したルリグはそれだけ研究が進むのが早かったルリグということであり、短期でデッキをまとめ上げたプレイヤーの方々は本当に尊敬の一言に尽きます。しかし、今回はほぼ全ルリグが強化されており、研究が遅れていたルリグがここから躍進するといったことも十分考えられます。新弾環境もメタが回り始めてここからが本番だと思うので、より一層楽しんでいきたいですね。

 

他にもセレモニー優勝ルリグにリルやレイラなどまだまだ面白そうなデッキもあったのですが、深刻な知識不足により何も書けなさそうなので今回はこのあたりで失礼します。

 

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