小日向ダイアリー

月1更新を目標に紙と日記を便乗と

インフルエンザにご用心!

ブログではお久しぶり、というか明けましておめでとうですね。インフルエンザで1月下旬ほとんど何もできなかったコーヒーです。ウカップ福岡行きたかった……。

今回は、最近自分が愛用しているスペル軸のナナシについて書こうと思います。(ウカップ仙台は特に見所もなく負けていったため書くことがなかった……)

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(今回の主役はコイツ!)

正直大会などで運用できるほどのパワーがあるデッキではないのですが、個人的に気に入ってるデッキなので、よろしければお付き合いください。

構築

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※画像なしなのは炎のタマ

コンセプト

  • ボツリで完封!
  • ボツリが効かないならリソース干渉で短期決戦!

ルリグデッキ

ナナシ 其ノ四
出現時に必要なパーツを回収して初動をサポートしてくれます。

ただ、其ノ四ノ別を使った場合、コイン1枚をレベル5のコイン技に回せることや、レベル3で多少雑にウイルスを使った行動が行えることなどのメリットもあるので一長一短です。

ナナシ 其ノ後
相手にエナを与えないという強烈なテキストを持つルリグ。基本的にこいつにグロウしてからはウイルス3面を維持して戦うことになります。

出現時で2枚回収できるのも優秀。コイン技は使う機会こそ少ないものの、ボツリで守れない際の保険になります。

セレクト・ハッピー5
コストが軽くなったのに何故か汎用性の上がったブラック・エイク。アンコールは赤MAIS以外には使わないと思います。

基本的にはボツリへの対抗手段を除外するのに使います。シグニ耐性持ちを除外するのに使うことが多いですね。

いざとなったら1面防御に使ったり鯖を拾ってきたりと、無駄になることがないのが非常に優秀です。

ダブル・チャクラム
主にガブリエルトのメタ。

炎のタマ
1ターンを確実に作り出すカード。ルリグまで含めて止めてくれるのがありがたい。

友好の有効 アン
自分のエナをマルチエナに変えることでやりたい放題するカード。スリーアウトやトリトリをストレスなく使えるようになります。

焚発する知識を使って回す型よりもスペルカットインに対して強く出れることや、トリトリを採用しやすくなることがメリットかなと思います。

基本初手で貼りますが、カーニバル相手の場合は貼らずにゲームを進めます。コインの枚数を見て、相手が赤MAISであると判断できればその段階で、黒MAISの場合は相手がレベル5に乗ってから貼ります。

赤MAIS対アンキーは問答無用でマルチエナが消えますが、黒MAIS対アンキーの場合は後に出た方の効果が有効になるためです。なんで2体のMAISのテキストが微妙に違うのか……。

メインデッキ

要点だけ。

羅菌姫 ボツリネス
諸悪の根源。

リソース干渉や除外でこいつに対抗する力を奪った上で、貯菌を稼いで無限に守り続けるのがデッキのコンセプトになります。

コードアンシエンツ ヘルボロス
ドーナや黒MAISなど相手にした時に立てるシグニ。

特に黒MAISはこちらのボツリを鯖ZEROに変えてくるので、全ハンデス+全面開け+割裂+ヘルボ2面で一気に勝負をつける必要があります。黒MAISがレイラキー貼ってきたら知らん。

盤面に立つのは最大2体なので2投。使わない対面の際はエナに固定してお留守番です。

羅菌染姫 ペズト
羅菌 ポレン
ボツリが盤面にいる状況でこの2枚を使うと、10000マイナスをかけつつ貯菌を2つ増やせるので、合計4つの貯菌を節約することができます。

2枚のカードを消費するためこちらのリソースに干渉してくるデッキ相手に使うのは難しいですが、後々貯菌を構えるのが楽になるので、狙える時には積極的に狙いたいところです。

羅菌 RS
なんかめっちゃ効果盛ってるやつ。

自動効果でウイルスをつけた上で起動効果を使い、その後レベル5ルリグのダウン起動の能力を使ってウイルスを3面につけ直すことで貯菌を4つ稼ぐのが基本的な動きになります。

ウイルスが既に3面設置されている場合はノロウスと併用することで上記のムーブを行うことが多いです。

また、ペズト&ポレンを使った後などでウイルスが2面しか設置されていない場合は、エンザと併用します。トラッシュにインフルがいる時にエンザを場に出し、ウイルスを外してから置き直すことで、ウイルス2面の状態からRSの自動効果を発動させて3枚目のウイルスを設置します。

紅蓮の使い魔 マールト
炎のタマのための赤枠。

また、黒MAIS相手はヘルボ2面を立てることになるため、2体のヘルボの間に釣ってくる古代兵器としての役割もあります。

祝福の五光
除去スペル枠。

ボツリで対処できないシグニ耐性持ちが出てきた際、コイン技などで一時的に誤魔化すことはできても、除去できなければ返しに点要求ができないので除去枠が1枠は必要だと考えています。

レベル5に乗った上でバニッシュして、置換によりトラッシュに送られたところを除外できると綺麗ですね。

五光のメリットは赤枠と兼任できること、相手がコインを持っていればリソース消費が少ないこと、いざという時にドロースペルとしても使えることなどがあります。

他の選択肢としてはフィフス・テンプトや、アーツを調整してネクスト・レディを採用するなどが考えられます。

デッキ要点

基本的には青ルリグのようにエナに弱いカードを固定しつつ、リフレッシュによって何回も同じカードを使い回していきます。

盤面にデッキを回転させるシグニを置いてアタックに入ることが多いので、ひたすらにこちらのシグニをバニッシュされるとエナにパーツが固まって動きが鈍くなります。そのような場合は過剰にエナを吐くカードとしてトリトリを使っていくことで山にパーツを返していきましょう。

ルリグデッキを見ればわかるように、ボツリが有効でない場合の防御は本当に薄いので、速攻相手などには何もできずに負けることが多いと思います。

また、ボツリへの対抗手段を持っているデッキにも同様の理由でかなり厳しいゲームを強いられます。極端な例を挙げると、高いアグロ性能を持ちつつフラクタルが採用されるキーセレ夢限にはかなり不利がつくと言えます。

リソースへの干渉力を上げることでボツリが効かない相手にもある程度対抗できるようにしているため、ボツリへの対抗手段+レイラキーという構成のデッキには完封されます。やむなし。

新規カードについて

今さら新弾に対応してない趣味デッキのリストだけまとめてもしょうがないので、アンリミテッドセレクターで収録されるナナシの新規カード3種についても見ていこうと思います。

ナナシ 其ノ四ノ獄
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0コストグロウだけでも十分強いのにアホみたいに強い効果まで詰め合わせたルリグ。ウイルス1つと引き換えに3つの効果を選択できます。

1つ目は1ドロー&1エナチャージ。回す型のナナシ的にはこの効果が一番魅力的に感じます。今までは基本的にウイルス1枚とリソース1枚が等価という査定だったので、ウイルス1枚とリソース2枚を交換できるのはなかなか強力です。

2つ目はウイルスの全面設置。1つ目の効果でウイルスを減らせて2つ目の効果でウイルスを増やせるので様々な状況に対応しやすくなっています。臨機応変に立ち回れるカードはいいぞ。

3つ目はウイルスの存在する面への場出しの禁止。現環境における拡張防御をほぼ全て否定できる、このルリグの一番の目玉効果です。今流行りのZrやメイジからの蟹キー書き換えも、苦手だったドーナのコイン効果も、新弾のレベル5レゾナたちも無力化できます。

この効果はビート型で特に強力で、序盤はひたすらマイプラで差をつけ、拡張防御の充実してきたタイミングで場出しを封じることでそのまま走りきることができます。速攻が強力なナナシと噛み合った効果と言えるのではないでしょうか。

コイン技では感染状態のシグニをトラッシュ送りにできます。レベル5のコイン技の方が防御効率は良いものの、ナナシがついに自力でゲインを退かせるようになったという点で革新的な能力と言えます。というか単純にこのルリグが防御効果まで持っているというのが強いなと思います。

羅菌姫 ハショフ
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相手の感染状態のシグニに干渉する2つの常時効果と、ウイルスを配置する起動効果を持ちます。

1つ目は感染状態のシグニのパワーを2000下げる効果。盤面に残れば、相手ターン中にボツリが貯菌2つで基本的なレベル4シグニを溶かせるようになります。

2つ目は感染状態のシグニの起動効果を封じる効果。相手を制圧する効果は今までのナナシには少なかったのでありがたいですね。ちなみにこいつを立てることで相手のボツリを無力化できます。お互いがお互いのボツリを否定し合う不毛な世界。

3つ目は黒1コストでウイルスを2面配置する効果。今までシグニ効果で多面にウイルスを配置する効果はほとんどなかったので、貯菌を増やす際の選択肢が増え、戦略が広がるのではないかと感じます。

羅菌 コレラ
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出現時効果でウイルスを配置して、起動効果でウイルス2面と引き換えに微菌をサルベージします。

多面のウイルスを剥がせるカードは、多面にウイルスを配置できるカードと同様に貴重で、なおかつ状況に応じたカードを拾ってこれるのが優秀です。今までの微菌のシグニは、黒の割にサルベージがそれほど得意ではなかったのでなかなか斬新なカードだと感じます。

ハショフ同様、汎用性と今まで少なかった類のテキストを兼ね備えたカードなので、戦略を広げてくれるカードであると言えます。

最後に

アンリミテッドセレクターの発売が迫ってきました。どのルリグも魅力的な強化がされていて目移りしている方も多いと思います。この記事が、そんな方の一助になれば幸いです。

何か質問等あればTwitter(@fyra_coffee)の方までお願いします。