小日向ダイアリー

月1更新を目標に紙と日記を便乗と

【環境考察】エアプと見るK06オルスタ環境

今回はオルタナティブリリース後のオールスター環境を入賞ルリグの分布から見ていこうという記事になります。完全に前のやつで味を占めている構図。

 

正直今期はほとんどウィクロスをやっていないのでエアプ視点の考察なのですが、来期に向けた自分の勉強も兼ねているところがあるので、生暖かい目で見ていただければと思います。

 

 

データ集計に当たってはWIXOSSBOXさんとtwitterを併用して集めたものになります。あくまで個人で集計したものになるので参考程度にお考え下さい。

 

また、今回の記事から具体的な構築が気になった場合は、WIXOSSBOXさんからルリグのタグで検索すれば出てくるので使ってみてください。リンクは下に置いておきます。

 

wixossbox.com

 

デッキ分布

f:id:wxcoffee:20190616232646p:plain
f:id:wxcoffee:20190617012010j:image

 ウィクロス大感謝祭優勝デッキと、ウィクロスセレモニーおよび個人主催大会で4位以上のデッキを集計したものになります。期間は4/21から6/16の間のものですね。

 

非公開のものなどは除外しており、ルリグに縛りのあるチーム戦の結果なども入れているため、前述の通りあくまで参考程度なデータとなります。グラフが見にくいのは許して

 

2枚目は詳細。数字は入賞数になります。アコーディオンメニューの作り方がわからず挫折したからメモのスクショだけどこれも寛大な心で許してくれ

 

 

 

環境雑感

カーニバルが頭一つ抜けていますが、比較的横並びな環境と言えます。

 


f:id:wxcoffee:20190617021745j:image

 

最上位だけ見るとカーニバルやあやのような常識はずれの耐久力を誇るデッキが目立ちます。しかし全体を見ると、瞬間的にすさまじい火力を出すサシェやユヅキ、超耐性の紡ぐ者、あらかじめプランを考えておかないと瞬殺される2止めウムル、ルールを捻じ曲げて自分に有利な展開を押し付けてくるアルテマイオナ等、様々な毛色のデッキが入賞しており、全ての相手を見るのは難しい環境という印象です。

 


f:id:wxcoffee:20190617021803j:image

サシェは11件の入賞を果たしていますが、その全てがレベル5までグロウする構築で、ルリグ以外の4枚中3枚は《ジ・アース》、《マーズ》、《ビカム》でした。残りの1枠は9件が《ナンバー・バインド》、《プルート》と《ポジディ》が1件ずつで、他の入賞ルリグに比べてかなり構築が一貫していることが伺えます。「何をしてくるかわかっていても阻止できない」火力を持つ《ジ・アース》の強さを感じさせられます。

 


f:id:wxcoffee:20190617021839j:image

ユヅキは3止めの入賞の方が多いですが、実は4までグロウする構築も少しだけですが入賞しています。今のデッキは防御が固すぎて厳しいといった声も多いですが、実は今の環境はそれほど《レイラキー》が多くなく、あまり意識もされていないため一時期に比べればランデスは通りやすい傾向にあります(《レイラキー》を採用している入賞デッキは146件中11件)。意外と走れるかも?

 

 

カーニバルの変化


f:id:wxcoffee:20190617022035j:image

 
前弾環境ではルリグデッキは《蟹キー》、《アイフレ》、《鎧終一触》、《炎のタマ》の4枚が鉄板な構成でしたが、今期は《炎のタマ》の枠を環境に合わせて変えている構築が目立ちます。
 
今期の《炎のタマ》枠に採用されていたアーツは以下の通り。
  • ビカム・ユー(9件)
  • 炎のタマ(8件)
  • ストール・ストーリー(5件)
  • アンチ・アビリティ(2件)
  • サード・ディスティニー(2件)
  • ブルー・サジェスト(1件)
  • その他(4件)

 

変更先としては、相手の《ビカム》に対して打ち返すための《ビカム》や、《ビカム》のカウンターを行えつつ、フェアデッキ相手にもルリグデッキの防御力を落とさず運用できる《ストール・ストーリー》などが多いようです。「その他」の項目は《蟹キー》《アイフレ》《鎧終一触》の3枚を採用していない構築や、黒のルリグの方を採用していて単純に比較できないものを分類しています。

 

メインデッキに関しては、《ヘルボロス》の採用数が減少傾向にあり、その分《ガブリエルト》が増量されている構築が増えているように感じます。アーツの採用数が少ない現環境において強烈な耐性を誇り、盤面から退かされにくい《ガブリエルト》と、「シグニの書き換えによって防御行動を取れる」ルリグであるカーニバルは相性が良く、隙を埋めてくれる1枚と言えます。

 

新弾のカードからは《アトラン》がよく採用されています。リロード効果で相手のプランを崩せるなど、今までのカードにはできない動きをこなせる1枚です。レベル4のシグニならほとんど取り込むことのできる柔軟性が、長い間環境に君臨するカーニバルの強さを支えていることが伺えます。

 

 

 

注目デッキ

最近勢いがあるデッキを、独断と偏見と主観に基づいていくつか紹介していきます。比較するデータがないから本当に勢いがあるのかは諸説。

 

 

創世マユ


f:id:wxcoffee:20190617021638j:image

みんなのトラウマ。K02環境の頃に、アーツとエクシードを回収する効果を活かして耐久する《真名マユ》のデッキが流行りましたが、今は白と黒のアーツで統一すればより多くのアーツを回収できる《創世マユ》が好まれるようです。メインデッキに《タイプス》を採用してマユのグロウ条件を達成し《白滅タマ》からのグロウを狙う構築と、《エボルブ/メイデン イオナ》のコイン効果を使い、グロウ条件を踏み倒す構築の2種類が存在します。

 

どちらのルリグからグロウする場合でも、アーツ3枚とキー1枚でルリグデッキを構築される場合がほとんどです。実質6枚のアーツと9枚のエクシードから高い防御力を発揮してきたり、突然の追加ターンで一気に勝負を畳みに来たりと臨機応変な立ち回りが可能なデッキになっています。

 

このルリグが再び表舞台に現れた要因の一つとして、少ないながらも新規カードが確実にデッキパワーを底上げしてくれたという点があります。イオナ軸は新ルリグをデッキコンセプトとして据えており、タマ軸も《ファランクス》の登場によって、シグニでしっかりと点を取っていけるようになりました。また、《創世マユ》で使いやすいアーツとして《ブリーディング・フォース》が登場したことも強さを後押ししています。

 

 

エルドラ

f:id:wxcoffee:20190617021618j:image

 

《DYNAMITE》と一緒に溶鉱炉に沈んでいくと思われたこのルリグもかなり巻き返してきているようです。多様な構築が存在するルリグですが、今回は多数入賞していた《デメニギス》軸の《エルドラMASTER》にグロウするタイプにスポットを当てていきます。

 

このデッキは《Zr》で山を作りつつ、《エルドラMASTER》のエクシード効果や《Zr》で面を埋めるアクションと、《ヒナニギス》等で《シュレデ》のような盾回復のLB持ちを埋める動きを合わせて相手の攻撃を受け流していくようです。攻撃面では、全盛期ほど自由に発射できる訳ではないものの《ノイヴァン》や《ダイヤブライド》のバーストも健在で、相手にする際は防御の切り方を慎重に考えていく必要があります。

 

今期に入ってから急に各地で見られるようになった印象が強かったので、今回ピックアップしてみました。ぶっちゃけ理解度が低すぎて話せば話すほどエアプがバレていくので次行きます。

 

 

タウィル

f:id:wxcoffee:20190617021556j:image

 

意外と入賞が多かったのがこのルリグ。一時期は*タウィルは全部リワトです*という注釈が書かれるのが恒例でしたが、今では白黒5タウィル、タウィル経由5リワト、4止めリワト等、多様な形での入賞報告が確認できます。

 

分布は以下の通り

  • 黒抜き4c(5件)
  • 白黒5乗り(3件)
  • タウィル経由5リワト(2件)
  • 4リワト(1件)

 

そんな中で今回注目したいのは、今期に入ってちょくちょく見られるようになった、黒以外の4色で構成された《開きし者 タウィル=フィーラ》止めの構築です。単純に言うと「見た目はタウィル、中身はリワト」な構築ですね。レベル3のルリグをタウィルにすることで合計4枚のコインを獲得し、4ルリグのコイン技に繋ぐ構築が多いようです。

 

4リワトに比べリミットが小さく、エクシードによるリクルート効果がないことから、純粋なリワトの構築と比べると《アポロシン》の枚数が少なめにされる傾向にあるようです。エクシードをルリグが消費しないため、ルリグデッキには《チャクラム》が採用されているのも、従来のリワトとの違いを感じられて面白い点です。

 

《フレイン》のテキストがカーニバルに対して非常に有効であり、《レイラキー》が少ない環境であれば今でもその性能が暴力的なものであるということは以前からよく言われてきました。しかし、カードパワーのインフレ、0コストでグロウできるレベル4ルリグの普及などで、全盛期に比べリワトと他のルリグとの差は縮まり、リワトが抱えていた「アーツ外の防御行動をほぼ持たない」等の問題が表面化しているのも現状です。

 

ルリグにタウィルを採用することがこれからの復権に繋がるのか。8月にはタウィルのキーセレ参戦を控え、環境的に追い風な《フレイン》の今後に注目です。

 

 

 

最後に

思った以上に群雄割拠な環境で驚いたというのが正直なところです。あとこのブログ絶対途中で頓挫すると思ってたのでひとまず書き上がって安心してます()

 

前回も同じようなこと言ってるんですけど、エアプがめちゃくちゃ適当なことを宣ってるので不快に感じた方には申し訳ないです。「アホなこと言ってんなぁ」と笑いの種にでもしてくれれば幸いです。

 

新弾では美少女と化した華代、水泳部のレズことミュウ、ストローを殺したメルのキーセレ参戦でまた環境も動いていくと思うので、その変化が楽しみですね。

 

 

 

何かあればTwitter(@fyra_coffee)の方までお願いします。