【環境考察】新年と見るEX02キーセレ環境
今回はディセンブル環境とアンブレイカブルセレクター環境のキーセレクションを入賞ルリグの分布から見ていく記事になります。なんで今キーセレの振り返りをするのかって感じですけどキーセレが冬休みの今こそ勉強してライバルに差をつけろということで。進〇ゼミかな?
今回もデータ集計はWIXOSSBOXさんとTwitterを併用して集めたものになります。あくまで個人で集計したものですので参考程度にお考え下さい。また、詳細な構築が気になったらWIXOSSBOXで確認してみてください。
K09環境後半入賞デッキ分布
18 華代
11 糾う者
8 ウリス経由
2 翠子経由
1 ミュウ経由
8 青タマ レイラ
7 ウリス
6 ウムル 緑ピルルク
5 白タマ
4 カーニバル
2 アルフォウ エマ タウィル ナナシ にじさんじ ユヅキ
1 グズ子 翠子 リル
12月15日から12月22日におけるウィクロスセレモニー、個人主催大会の4位以上のデッキを集計したものになります。数字が入賞数です。
K09後半環境雑感
このシーズンで注目したいデッキは糾うウリスでしょう。この後亡くなったんだよね……
相手にアタックしない、所謂ノーパン戦法と《エキドーナ》を併用して相手のエナを0にすることでレベル2→3へのグロウを阻止しつつ、こちらは《糾う者》にグロウし、相手をレベル2でロックした状態でルリグの自動効果でライフを全てトラッシュ送りにすることを目指して作られたアーキタイプです。
仮にレベル3以降にグロウされたとしても、《エキドーナ》を回収するための《ウトゥルスキー》、ミラー意識の《ママキー》がある程度の防御力を確保し、《アークエナジェ》と《ザロウ》が安定した攻め手になることから、一般的な糾う者デッキのような普通のゲームも行えるというのがこのデッキのすごいところ。
盤面に置ける《エキドーナ》は最大3体なため、レベル2で4エナ構えることができるデッキならばランデスを乗り越えてレベル3にグロウすることができます。しかしそれを実現できないデッキを一方的に蹂躙できる性質や、ロックを破られても戦える柔軟性の高さが好まれたようでそこそこの入賞数を見せています。
EX02前半環境入賞デッキ分布
27 華代
12 レイラ
11 青タマ 緑ピルルク
10 糾う者
5 ミュウ経由
2 翠子経由
1 青タマ経由 ナナシ経由 リメンバ経由
8 カーニバル
7 にじさんじ
6 ウムル エマ グズ子
5 白タマ アルフォウ
4 ナナシ
3 エルドラ タウィル
1 翠子 優羽莉 夢限
2019年12月22日から2020年1月26日におけるウィクロスセレモニー、個人主催大会の4位以上のデッキを集計したものになります。数字が入賞数です。
EX02前半環境雑感
オールスター強化弾なので、カードプール的にはキーセレにおける変化点はほとんどありません。ただ、《糾う者》と《エキドーナ》の同時使用制限により、糾うウリスというアーキタイプは事実上消滅しました。
糾うウリス消滅により糾う者のシェアは若干減少しましたが、以前そのポテンシャルの高さは健在なようで、環境においてもある程度の立ち位置を確保しています。
また、ディセンブルからの新勢力である青タマや緑ピルルク、依然変わらぬ強さを見せる華代やレイラは入賞数が安定しており、環境で戦う上で意識しなくてはならない対面であると考えられます。
メタゲーム考察
今回は現在の流行のおさらい
華代
キーセレを代表するアグロデッキのひとつです。ディセンブル環境からは入賞数トップであり、無視できない存在です。
華代対面を意識する場合、小回りのきく防御を採用しておく必要があるでしょう。
レベル2へのグロウから《爛漫》発動で《Nig》をダブクラにして攻めてきますが、ここで吐くことのできる防御がないと余計な1点を受けることになってしまいます。それだけで済めばまだ良いのですが、ここで防御が使えないことが読まれると《鎮護国禍》で盤面に2体目のダブクラを作られ、1ターンで5点を受けるという事態になりかねません。
《爛漫》にアーツ制限効果があることから、大量のアーツを抱えて後半戦を迎えてもそれらを活かし切れないケースも多いです。華代は毎ゲーム序盤で行ってくることは似通っているので、デッキ構築の段階でどうアーツを使っておくかは決めておくのがオススメです。もちろんデッキ構築の際には《爛漫》のガード制限を受けないようにサーバントのレベルを散らしておくことも忘れないように。散らした上で宣言当てられまくったら諦めましょう。
青タマ
華代とは対照的な、キーセレ随一のコントロールデッキと言えます。継続的なハンデスで相手の動きを縛り続けることで勝利を目指すデッキです。
採用されるキーには若干の違いが見られますが、リソース獲得用のキー + エクシードを使用するキー + 《ドンム》《グルーヴ》《グラスラ》という構成が一般的です。
青タマ対面で意識するべきなのは、どのようにしてハンデスされた後の攻め手を用意するのかということ。
フルハンデスされLBで手札を回復できなかった場合、次のターンに上から強力なシグニを引けたとしてもその効果は《蒼天アークゲイン》の耐性に阻まれ、点数要求に繋げることはできません。そのため、シグニ以外の方法で除去する、アーツやキーで手札を増やす等、何らかの工夫が必要になってきます。
これについては、ハンデスされても確実に使えるルリグデッキにプランを仕込むのが一番手っ取り早い気がします。シグニをバニッシュするタイプのアーツを採用し、防御のついでに《蒼天アークゲイン》を退かす、《イノディ》で守りつつアタッカーを拾い手札を増やす等ですね。
相手の妨害に特化している分それほど防御は厚くないデッキなので、総じていかに攻め手を絶やさないかが重要になってくる対面です。
レイラ
筋肉にお願いするタイプのビートダウンデッキ。ダブクラの絡んだ受けにくく重い攻撃と、最後の1点を通すドーピングが魅力のデッキです。
ルリグデッキの構成は《真遊月キー》《アニバーサリーキー》《ハッピー5》《千差爆別》《一矢報火》の5枚が一般的ですが、《一矢報火》の枠を《エーススパイク》や《レイズオブエッジ》等のメタカードに割いている構築も見られます。
リソースが厚いデッキではないものの、2ターン目の《真遊月キー》、その返しにキーを破棄しての《一矢報火》で序盤から安定した要求を行ってきます。逆にこのタイミングで《一矢報火》を打ってこない場合、代わりのメタアーツの採用も疑った方がいいでしょう。
この対面で意識した方がいいのも華代対面の際と同様、小回りのきく防御。
序盤から《イチリンシャ》を使いダブクラ込みの点数要求、後半はルリグ効果でダブクラを付与し、横に《バケット》を置くことで擬似的にダブクラ2面(これに《イチリンシャ》が絡めば実質ダブクラ3面)で攻めてきます。しかし、盾0になるとドーピングで即死なため、止めるべき攻撃をしっかり止める必要があります。どのようにしてこれらを凌ぐかが勝負の鍵です。
また、《アニバーサリーキー》や《千差爆別》等、終盤の防御行動が大振りなので、それらが最大出力を出せないような状況を狙ってみるのも効果的かもしれませんね。